バドミントンでノックやる意味ってあんの?

こんにちは、シャトルサークル管理人(@shuttle_circle)です。

バドミントンをやっていると「教えられても、なかなかうまくできない」という悩みにぶち当たること、あるんじゃないでしょうか。

ぼくがまさにそうでした。また、レディースの方を指導していると「それよく言われるねんなあ!」という言葉をよく聞きます。

アドバイスをもらって、内容を頭でわかっていても、なかなかプレーに出ない…ってことです。

その原因って、ズバリ反復練習の不足なんですよね。

ついついやっちゃう

もらったアドバイス通りにプレーができない人たちを、2つの段階にわけることができます。

  • そもそもイメージできない
  • イメージ通りに打てない

今回問題とするのは後者のほう。つまり「アドバイスの内容が頭ではわかってるつもりなんだけど、イメージ通りに打てない」って人たちのことですね。

頭でわかっているだけで完璧にプレーできるなら、スポーツなんて簡単ですよ。そうじゃないからこそおもしろい…とぼくは思います。頭でわかってるだけでバドミントンができるなら、右利きのプレーヤーが左手でラケットを持っても同じプレーが即座にできないとおかしい。

でも実際はそうじゃない。頭で描くイメージと、身体で表現するプレーとはなかなか一致しません。

認識と行為の一致、主観と客観の一致、イメージする頭とそれを表現する身体との一致。それこそがスポーツの醍醐味の1つです。

さて、この「認識と行為が一致しない」レベルの人たちが、もう一歩先に行くためには、ほとんどの場合ノックなどによる反復練習が最も適切です。

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反復練習の効用

たいていの場合、いきなりゲーム中にやろうとするからいつまでたってもできるようにならない…というのは1つ指摘できることだと思います。

たとえば21点3ゲームをやったとして、その「苦手なショット」が登場する回数は何回あるでしょうか?その点、ノックであれば短時間で同じパターンの球が何度も出現します。

  • ノック
  • パターン練習
  • パターンの決まっていないラリー

…というように段階を踏んでいくことがどうしても必要です。

いきなりパターン練習から入ることも考えられますが、それはある程度下地が整った選手の場合のみでしょう。

ノックの効用は、部分的な課題に、ピンポイントで、しかも反復して取り組むことができる…という点にあります。

意識しているうちはダメ

「何回も練習して身体で覚え込め!!」という指導者を見かけます。根性論っぽく聞こえるこの言葉ですが、ある大事なことを言い当てています。

それは、自動化です。

試合後に一流のアスリートのインタビューを聞いていると、「体が勝手に反応した」「気がついたらバットが出ていた」「無心でした」など、無意識のうちにスーパープレーが飛び出すことがある…という事実に気づきます。

これは日常生活においても同じことで、ぼくたちはいちいち食事のときにお箸の持ち方を気にしませんよね。

行為のほとんどは、無意識のレベルで行われています。先ほどの例で言えば、お箸を握るという行為そのものに意識が向くことはほとんどありません。

これ美味しいなーとぼんやり考えたり、次は何を食べようかなと考えたり、食べ終わったらあの動画でも見ようかなって考えたりするわけです。

最近だと『ファイナルファンタジー15』は自分で運転して移動するのではなく、仲間に運転してもらって、その道中の雑談とか風景とかを楽しむように設計されているって話を聞きました。ゲームですら「移動」という動作自体が無意識レベルで行われるようになっています。

バドミントンに話を戻すと、試合中に「クロスネットってどうやって打んだっけ?」なんていちいち考えません。

クロスネットを打って、相手の返球は何かなと考えるわけですよ。クロスネットが打てるのは大前提で、「意識しなくても」打てていなければならない。

ある動作をするとき、自分の中に回路はすでにできあがっています。こういうのを「自動化」といいます。一度つくられた回路を作り直すのは大変なのです。それゆえにバドミントンを始めて最初の1年ぐらいが大事だと言われるわけですね。

選手はよく指導者から「意識しなさい」と言われます。しかし意識しないとできないということは、まだ自動化されていないということです。練習の段階では「意識する」ことが大事なのですが、試合当日になって「意識しなさい」なんて言ってるようじゃ遅いんですよね。

ノックによる反復練習が優れている点は、そうした無意識レベルで行われる動作の「自動化」に寄与することができるというところに尽きるでしょう。


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教えることに従事する人間は一生「勉強中」の身でなければならない

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ABOUTこの記事をかいた人

1992年生まれで、大阪府出身・在住。バドミントンのプレー歴は13年。指導歴は4年。(公財)日本体育協会の公認上級指導員(バドミントン3級)です。小学生から大人まで、男女問わず初心者から中級者を対象としたバドミントンの指導を仕事の1つとしています。(→さらに詳しく