意外とバカにできない!?子供のスポーツ教室で「鬼ごっこ」をやる効用

こんにちは。

バドミントンプレーヤーと、その指導者・保護者のためのブログ「シャトルサークル」の管理人(@shuttle_circle)です。

ぼくはバドミントンのスポーツ教室をいくつかやっていますが、そのなかで子供を対象にした教室でよくやるのが「鬼ごっこ」です。ただのお遊びなんだけど、やってみると意外とバカにできないぐらいの効用があります。今回はそんなテーマです。

遊びながらトレーニング!
鬼ごっこが意外と良質なトレーニングだった件

期待できる効用

鬼ごっこをやることによって期待できる効用を3つ挙げておきましょう。

  1. 心肺系
  2. SAQ
  3. 定位能力

以下、順番に見ていきます。

心肺系

鬼ごっこをやると長時間走り回るので、その結果として心肺系のトレーニング、したがって有酸素系のトレーニングになります。

子供たちに混じって鬼ごっこをやっていますが、周りがみんなマジでやってくれるので5分も走り回ると結構キツいw

全速力で鬼から逃げたあと、しばらく休んですぐにまた走り出す…という繰り返しになりがちなので、有酸素系だけでなく乳酸系やATP-PC系といった無酸素運動にも近くなるかもしれません。鬼ごっこはインターバルトレーニングに近い…とも言えるかも。

いずれにしても、これをただのトレーニングとして行うと結構嫌がる子が多いんですよね。でも鬼ごっこならやってくれるので、「遊び」という要素が入ることの偉大さを思い知らされる。

単純なランニングや長距離走なら嫌がる子でも、鬼ごっこなら喜々としてやってくれる子が多いため、教室をやる側としてはとても重宝するメニューになってます。

バラエティとしては「鬼ごっこ」「氷鬼」「バナナ鬼」「色鬼」「増え鬼」のほか、派生系として「泥探(警泥)」などがありますね。

余談だけど自分の住んでる地域では「どろたん」なんだけど、少し隣の地域にいくともう「けいどろ」になります。同じ大阪でも違うんだから日本全国でどれ位のバラエティがあるんだろう…と怖くなりますねw

自分がやってるバドミントンの教室では「相手にタッチする」ではなくて「シャトルを投げて相手にあてる」ことで鬼が入れ替わるルールを導入することもしばしば。

SAQ(スピード、アジリティ、クイックネス)

鬼ごっこをやることで、SAQトレーニングの要素を部分的に取り入れることができます。単純に相手に追いつくための「スピード」、素早い方向転換や細かいステップなどの「アジリティ」、さらに反応速度などに代表される「クイックネス」の3つを鍛えることが期待できる。

このように一口に「速さ」といっても、競技によっては単純なスピードだけで測れないものがあるんですよね(例:バドミントン、バスケットボール、サッカー)。

速さを3つの要素に分解した「スピード(Speed)」「アジリティ(Agility)」「クイックネス(Quickness)」の3つの頭文字を取って「SAQトレーニング」と言ったりすることもある。

バドミントンでいえば「動き出しが遅れてカットが取れない」という場合なんかは、スピードよりもむしろアジリティやクイックネスに問題があることが多いでしょう。

鬼ごっこでいえば「相手に追いつこう」として全速力で走ったりするとスピード、鬼から逃げるために急な方向転換をするとアジリティやクイックネスの要素の出番になってきます。

定位能力

鬼ごっこをやるメリットとして「定位能力」を鍛えられるというのも挙げられる。定位能力というのは、自分なりの言葉で表すと「対象と自分との距離を測る能力」のこと。

日常生活の中で、たとえば道を渡ろうとしたときに「車が近づいてきているけれど、これだけ距離があるなら渡れるだろう」と判断して道路を横切ることがあるかと思います。この判断が定位能力で、バドミントンではシャトルがどこに落ちてくるか、アウトになるかどうかなどといった判断がこれに当たります。

引用元:平井博史、渡辺哲義『遊んでうまくなる わくわくドリル バドミントン コーディネーション』10頁、ベースボール・マガジン社、2006年。

バスケットボールやサッカーなどでは味方にパスを出すときを思い浮かべてみましょう。味方の走るスピードを判断して、パスのスピードと出す方向や狙いどころを決めてからパスを出すんじゃないでしょうか。

プレーヤー
あのあたりに走ってくるはず!だからあの位置にパスを出そう!!

野球でも、セカンドゲッツーを狙うときなんかにこの能力が活かされます。遊撃手が二塁手の走ってくるスピードを判断して、誰もいない2塁ベースに向かって送球することがありますよね。まさにあれなんかは定位能力の出番だというわけです。

鬼ごっこは周りとの位置関係を把握して動く遊びなので、典型的な「定位能力」養成メニューだということができます。コーディネーショントレーニングの7つの要素のうちの1つなのですが、コーディネーショントレーニングについては稿を改めます。。

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鬼ごっこをやってみよう!

なんだかんだいって、この「鬼ごっこ」というメニューの最大の効用は「楽しみながらできる」という点にある。

ミニハードルを置いたり、10分間のランニングなんかを導入してもいいんだけど「やらされている」「おもしろくない」となりがちではないでしょうか。そういうときに役立つのが鬼ごっこのような「遊び」です。

おもしろいからか、子供たちは最近「今日は鬼ごっこやらないのー?」とほぼ毎回尋ねるようになりましたw

競技レベルが上ってきて「アジリティだけ!」「有酸素系だけ!」といった特化トレーニングをやる以前の段階の人たち、小学生やシニアの人たちには良いメニューになるでしょう。

ネタ切れ、マンネリ化に困っているときは、そういうお遊びもいいと思いますよー♪


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ABOUTこの記事をかいた人

1992年生まれで、大阪府出身・在住。バドミントンのプレー歴は13年。指導歴は4年。(公財)日本体育協会の公認上級指導員(バドミントン3級)です。小学生から大人まで、男女問わず初心者から中級者を対象としたバドミントンの指導を仕事の1つとしています。(→さらに詳しく