あのチームは強いの?S/Jリーグ順位推移をグラフで見てみよう【男女別】

こんにちは。

バドミントンプレーヤーと、その指導者・保護者のためのブログ「シャトルサークル」の管理人(@shuttle_circle)です。

S/Jリーグを見にいったとき、なんだかんだ言って気になるのは「あのチームって強いの?」ってことじゃないでしょうか。

あのチームって強いのかな…?
知らん!自分で調べろ!!

※というわけで調べてみましたw

そりゃまあトップリーグ参戦チームなんだからプレイヤーは皆さん強いわけだけど、一応の順位変動をここで捉えておきましょう。せっかくなので直観に訴えかけるべく、旧日本リーグ時代から順位の推移をグラフにしてみました。

ただし21世紀に入ってからの順位しかつくってません。20世紀版はリクエストがあったり気が向いたりしたらやります()

なお、このグラフは前身チームの成績を含みます(トリッキーパンダースならNTT西日本大阪、再春館製薬所ならNECやルネサス、など)。

こんなあなたに向けて書いてます
あのチームっていつから強いの?最近どうなの?

2016-2017年のS/Jリーグ参戦チーム

男子Aクラス

まずは2016-2017年シーズンの、男子のAクラスから見てみましょう。

まず何と言っても目を引くのが、トナミ運輸と日本ユニシスの安定した強さでしょう!チームのほぼ全員がナショナルA代表かB代表に属しています。

赤のトナミ運輸と、青の日本ユニシスは、21世紀に入ってからの16年間ずーっとAクラスを維持し続けています。優勝もほぼこの2チームのどちらかが獲得しているような状態ですね。16年間安定して好成績を残し続けるということは3-4世代程度の世代交代に成功しているということであり、個人の成功だけでなく組織の成功であるということがわかるかと思います。会社の全面的なサポートもあるんでしょうね。

黃の日立情報通信エンジニアリングは、2006年から日本リーグに参戦し10年間トップリーグに残留し続けています。それも下位ギリギリというわけではなく、頻繁にAクラスにもつけていることもわかる。いまや上位常連チームに数えられるようになってきたと言ってもいいでしょう。

緑のトリッキーパンダースは、一時期2部リーグに降格したものの数年で復帰してその後は1部に定着。近年では3年続けて安定してAクラスにつけています。企業お抱えのチームではなく、クラブチームとして長年トップクラスのチームを運営し続けているのは本当にすごい。

女子Aクラス

続いては同時期の女子Bクラスの4チームを見てみましょう。

こうしてみると、近年はめまぐるしく上位勢の順位が入れ替わっていることがわかります。

赤の再春館製薬所はNEC九州やルネサス時代から合わせて常にAクラスをキープ。しっかりと世代交代にも成功しています。また、トップリーグ昇格1年目で初優勝という青の日本ユニシスの異質なこと!強豪ひしめく女子のなかで優勝するだけの戦力を新規チームで作り上げたのは見事としか言いようがない。この2チームはナショナルA代表選手を多数擁しています。

また、近年では黃の北都銀行が順位を伸ばしてきているのも目を引きます。2016-2017年シーズンでは日本ユニシスに、2017-2018年シーズンでは再春館製薬所に勝利するなど、いつ優勝してもおかしくないところまできているでしょう。

緑のNTT東日本は、2005年から安定して毎年Aクラス入り。2014年には男女でアベック優勝を果たしました(2010年には日本ユニシスも達成している)。男子と揃って名門チームの1つ…と言ってもいいんじゃないでしょうか。

男女ともに強いというのは結構重要で、同じチームでやれるがゆえに混合ダブルスの強化をしやすいってのが絶対ある。今後日本が混合ダブルスにも力を入れていくなら日本ユニシスとNTT東日本には大きな構造的チャンスがあると言えるでしょう。

男子Bクラス

続いて男子のBクラス。

赤のNTT東日本は、昨年こそ人数ギリギリで戦って5位だったものの、本来ならば名門チームの1つ。5位という成績ですら、長い歴史のなかで「史上初のBクラス」というぐらいだから長年上位につけていたことがわかります。

青のJR北海道は会社の不祥事による活動自粛があって一時期降格を経験したものの、わずか1年で1部復帰。こちらも安定してトップリーグに残留し続けています。AクラスとBクラスをいったりきたり…というところ。黃の金沢学院クラブも同様に安定してトップリーグに残留し続けています。こちらもクラブチーム。大学から人が入ってくるからやっぱそういうところは強いですね。

緑の三菱自動車京都は現在参入2年目。数年で降格するチームもあるので、今後S/Jリーグに定着できるかどうかが勝負…というところかもしれません。

女子Bクラス

次は女子のBクラス。

赤のヨネックスは誰もが知ってるバドミントンのリーディングカンパニー。順位は長年停滞気味だけど再浮上の兆しもあります。ヨネックスのバドミントンは強くなくちゃ!と思いますよね。

青のACT SAIKYOと黃の山陰合同銀行は、1部挑戦から間もない状況。それでも上位勢にあと一歩という試合も少なからずあるので、一気にAクラスまで狙えるところ。反面、このあたりは混戦なので、前年度の成績にかかわらず一気に最下位転落という可能性もはらんでいる。2017-2018年シーズンも最終日まで順位がどうなるか全くわからない状況です。

緑の岐阜トリッキーパンダースは、2016-2017年シーズン最下位で入れ替え戦にも敗れて降格。しかし今シーズンは日本リーグ(2部)で戦って優勝。見事に1年でS/Jリーグ復帰を決めました。

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過去にトップリーグに参戦していたチーム

ここからは、過去にトップリーグに参戦していたチームを見ていきましょう。

東北マークスは昇格と降格を繰り返しています。一度おちても数年で戻ってくるあたり、世代交代をおこなって「チーム」として成立しているんだということがわかります。来シーズンは再びS/Jリーグへの昇格を決めました。東海興業、丸杉、ジャトコは2-3年で2部へ降格。2度目の昇格は今のところありません。

「バドミントン王国」とも言える熊本県で一時代を築いたYKK九州は会社の業績不振によってチームを手放すことに。「くまもと八代YKK AP」「ハインナッセ熊本」として存続するも、2010年を最後にトップカテゴリーから姿を消しました。

NTT北海道、ベスト電器も同様にチームを手放すことになっています。これは女子チームも同様です。

「企業が手放した」パターンで、記憶にあたらしいところでは三洋電機(パナソニック)でしょう。特に管理人は大阪の人間であり、その頃にはもうバドミントンをはじめていたので、当時あまりに衝撃的でした。

三洋電機というバドミントンチームがあったことをぼくは忘れない。

2017.07.31

女子ではその他に七十七銀行、広島ガス、三菱電機などが長年トップリーグで戦い続けていました。このなかで七十七銀行は2017-2018年シーズンのS/Jリーグに参戦していますね。広島ガスも降格後は常に2部で上位争いをしており、いつS/Jリーグに戻ってきてもおかしくないでしょう。

推移を見てわかること

順位表をグラフにしてみると改めてわかるのは

  1. そんなすぐに上位にいけない
  2. トップリーグに定着することが難しい
  3. 近年は男女ともに混戦

というところでしょうか。

トップリーグに参戦していれば有力選手を集めやすく、有力選手がいれば世代交代に成功しやすく、世代交代に成功し続ければチームとしての地盤は強固なものになります。秋田県の事情には詳しくないけれど、最近では北都銀行などがその道を歩んでいるようにも思えます。

日本ユニシスの女子チームような「電撃」的なデビューはほぼ例外と言っていいでしょう。そもそも日本ユニシスには「強豪男子チーム」という下地があったからこそ実現できた部分もあると思う。

また、トップリーグ定着の結果として、富山県や熊本県や大阪府は「バドミントン王国」となっていったことがわかります。最終日の東京以外に、高岡や熊本だけはS/Jリーグが2日間も開かれているのがその証左といえよう。

しかし「S/Jリーグに定着し続けることが大事」って口で言うのは簡単なことなんだけど、それを実現するためのリクルートと、若手の育成という2点はチームの運営者にかかっています。

そしてその支援をする企業やスポンサーや地域の人達の理解も不可欠。このあたりが合わさってこそ強いチームはできるんだろうな…と思います(完全な部外者が何言ってるんだって感じだけど)。一度トップリーグに参戦しても数年で2部に落ちていく例もありますからね…。

管理人
もし地元にS/Jリーグ参戦チームがあるなら全力で応援しましょう。そういうチームがあるってのは、バドミントンプレーヤーとして恵まれた環境にあるということですよ。

子供たちにとっては、地元のジュニアで育ち、近所の強豪校に進み、そのまま地域の強豪チームに入る…というようなモデルケースだって普通に考えられる。 市民プレーヤーにしたって「クリニック」「講習会」などでトッププレーヤーから直接指導を受けられたり、トッププレーヤーの試合を間近で見られたりするわけです。そりゃ恵まれてますよ。

問い
はい、そんなわけであなたの推しチームはどこですか?

当サイトのコンテンツは永遠に未完成です。

教えることに従事する人間は一生「勉強中」の身でなければならない

管理人
「相互にやり取り(シャトル)」する「場(サークル)」にしたい。そんな願いを込めて作ったサイトです。ご指摘、ご質問等あれば、ぜひコメント欄などにお願いします!

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ABOUTこの記事をかいた人

1992年生まれで、大阪府出身・在住。バドミントンのプレー歴は13年。指導歴は4年。(公財)日本体育協会の公認上級指導員(バドミントン3級)です。小学生から大人まで、男女問わず初心者から中級者を対象としたバドミントンの指導を仕事の1つとしています。(→さらに詳しく